風が吹いて風が吹いて風が吹いて 僕の心はあらぬ方向へたどり着いた 望んでいない場所なのに・・・何故だかわからなくて涙がでた ずっと泣いていた 立ち尽くしていた。 どこに行けばいいのか分からなかった だから、ただ立って、僕が何者かを考えていた それさえもわからなくて、ただ下を見ていた どれぐらい経っただろう・・・ 風が吹いて 涙を包む優しい風・・・ 身体が、 心がふわっと浮き上がるのを感じた 思わず、身を委ねた 素直だった 僕は恐る恐る顔をあげると・・・ その時、その風が心を通った 僕は生まれ変わる 僕の意味を知り・・・ 僕が僕であるために・・・ 2001.12 |